時間はかかるけど簡単!ダボ継ぎで作る収納付きハンガーラック

収納付きのハンガーラック

今回のDIYも前々回から引き続きハンドメイド作家momoemiちゃんからのご依頼です。依頼内容は「収納付きハンガーラックを作って欲しい」とのこと。ハンガーラックって、素材や形やサイズなどのバリエーションが豊富なので、いざ買おうと思った時にどれにしようかものすごく悩みますよね。ホームセンターでは1,500~5,000円くらいで販売されていますが値段が安いものは不安定で倒れやすいというデメリットがあるそうです。これから作るハンガーラックも倒れないようにしなければ!

momoemiちゃん

手作りワンピースをかけたいから、ちょっと長めのハンガーラックが欲しいの。その下に収納を作って~

クリチコッチ

それじゃぁ、グラグラしたり倒れたりしないように、どっしりと重く安定感のある棚を土台にしたハンガーラックにするね

目次

図面を作る

ハンガーラックの図面

まずは簡単な図面を作りました。こうすることで購入するものがハッキリしますよね。棚の部分は2×4材(ツーバイ フォー ザイ)を選びましたが、長さが130cmもあるため、どっしりと重くなりすぎました。もう少し薄い1×4材(ワンバイ フォー ザイ)で作った方が良かったかも。また、この図面の通りカットすると2×4材(ツーバイ フォー ザイ)1本につき30cmの端材が出るので木材がもったいないですよね。。。どうしてそうなったかというと、

ダイソーのボックス

↑このウッドボックスのサイズに合わせて棚を作ったからなのです。最初はウッドボックスもDIYしようかと思ったのですが、ダイソーの500円コーナーでこれを見つけ「作るよりも安い!!!」と判断し、幅39cm×奥行25.5cm×高さ17.3cmのウッドボックスを3個購入しました。

これを3個横に並べて使うので、39cm×3個=117cm。それぞれのウッドボックスの左右に1.3cmくらいの隙間が欲しいのと、2×4材(ツーバイ フォー ザイ)の厚み(左右3.8cmずつ)をプラスしたので棚の横幅が130cmになりました。

クリチコッチ

もしも1×4材で棚を作るとしたら、板の厚みが減る分、[D]のカットサイズは126cmになるよ

サンドペーパーで削る
ロゴをステンシルする

ダイソーで購入したウッドボックスはそのまま使っても良かったのですが、他の家具と調和させるため少しだけ手を加えます。文字はサンドペーパーで削り落とし、その上から水性ペンキを塗り、依頼主のロゴをステンシルしました。

木材をカットする

1×3材をカットする
1×3材(ワンバイスリーザイ)
カットした2×4材
2×4材(ツーバイフォーザイ)


木材を図面の通りにカットしました。カットした後は切り口と表面をサンドペーパーで磨いておきます。

木材に水性ペンキを塗る

家具に使う塗料なので、油性ではなく水性ペンキを使用します。色は目に優しいクリーム色を選びました(先ほどのウッドボックスと同じペンキを使用しています)


ペンキが完全に乾いたら作業を再開します!

棚のパーツを組み立てる

まずは図面[D][E]の部分からです。2×4材(ツーバイ フォー ザイ)でハンガーラックの土台部分となる棚を作ります。

木ダボで側面をくっつける

[D]を3本用意し、この3本の側面を木ダボで繋ぎます。これが棚の上下になるのでもう一つ同じものを作ります。今回のDIYはほとんど木ダボ繋ぎ作業ばかりですが根気よくコツコツ作業して行きましょう!

3本をクランプで固定

くっつけた後は、一晩中クランプでしっかりと固定しておきます。これで棚の上下の部分[D]が完成したので、[D]に[E]を取り付けていきます。

棚を組み立てる
棚が完成

[D]に8mmの下穴をあけ、[E]を木ネジで固定。隙間が出来ないようにしっかりと押さえながらネジを打って行きます。この作業を上下左右繰り返すとあっと言う間に棚の形に!

下穴を隠す

次は、棚の上部の下穴を塞ぎます。(下部の下穴は見えないところなので塞ぎません)

穴に木工用ボンドと木ダボを入れ、のこぎりでカットしサンドペーパーで表面を整えます。サンドペーパーで削った部分にペンキを塗り足せば下穴が目立たなくなります。これにキャスターを取り付けたら棚が完成!

収納付きの棚

出来上がった棚にダイソーで買ったウッドボックスを入れてみたら、いい感じになりました。

クリチコッチ

ハンガーラックではなく、テレビ台として使いたくなるくらいの大きさ&安定感ですね~

ハンガーラックを組み立てる

次はハンガーパイプを支える部分、図面[A][B][C]を木ダボで繋ぎます。

ダボ継ぎ治具

板の厚みが1.9cmしかないワンバイ材に穴をあける時って、ちゃんと真っ直ぐ正確に穴が開けられるか心配になりませんか?そんな時には「木ダボ用ドリル刃ガイド」を使うようにしています。これを使えば正確に素早く木ダボ用の穴を開けることが出来るのでとっても便利です。


1×3材を木ダボで継ぐ

穴をあけたら木工用ボンドと木ダボを入れてくっつけます。

ハンガーラックのパーツ

クランプで一晩固定していたら、しっかりとくっつきました。

横板を取り付ける
木ダボでネジ穴を埋める

サイドのパーツに下穴を4箇所開け、木ネジで固定します。ポコポコ開いている下穴は木ダボできれいに埋めましょう。

アイアンパイプを取り付ける

パイプハンガーは、木製のものよりも鉄製の方がこの作品に合うと思ったのでDIYではおなじみのLABRICO(ラブリコ)シリーズから【アイアン伸縮ロッド】をチョイスしました。


ネジが木からはみ出た

これで完成!・・・と思ったのですが、後ろを見てみると、ソケットに取り付けたネジが少しだけ飛び出てしまいました!

クリチコッチ

まじか・・・。ワンバイ材(厚み1.9cm)では薄すぎたようです

モールを取り付ける

短いネジに交換すると強度の問題が出てくるので、ここは100円ショップで販売されているかまぼこ型の棒を取り付けて出ているネジを隠す事にしました。これはこれで飾りになって良いですよね。あとはアイアン製の伸縮ロッドをはめ込んだらセット完了。

収納付きハンガーラックが完成しました!

収納付きハンガーラック
momoemiちゃん

わぁ~♪長~かワンピースのいっぱいかけらるっやんね。ありがとう!

クリチコッチ

この前の“飾り棚”と同じテイストで仕上げたよ♪キャスター付きやっけん、移動がラクラクばい!

まとめ

棚を作ってサイドの板をくっつけるだけでハンガーラックが完成するが、ダボ継ぎは時間がかかる。

下の棚部分は重くなりすぎたので、1×4材で作った方が良かった。

棚とウッドボックスとの空間が開きすぎたので[E]をあと4cm短くした方が良い。

棚の側面の板は1×3材では薄すぎたような気がする。形を少し変えて分厚い板を使用した方が良い。

ラブリコのアイアンロッドは見た目もおしゃれなうえ伸び縮みするので使い勝手が良かった。

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