木製パレットって万能?!パーテーションも部屋の壁も何でもいける！

今回のdiyは、飲食店のプチ改装です。私の役目は、客席と客席の間を仕切るパーテーションを作ること。パーテーションと言っても「フォークリフト用木製パレット」に脚を取り付けるだけなのでとても簡単♪

この木製パレットについてですが、大きな荷物を運んでいるような会社に問い合わせると無料でもらえるんです！（2018年11月現在の話）ただし、新品ではなく古くなったものだけだそうです。今回は、板間隔が広くて標準サイズよりも横長のものをもらって来ました。

パーテーションの作り方

まずは2×10材（ツーバイテン材）を写真のような形にカット。上の平らな部分はパレットの幅に合わせてください。これが脚のパーツになります。次は三角形にカットします。この2種類のパーツは左右必要なので、各2個ずつ作ってください。その後の工程は、先ほどカットしたものとパレットの表面をサンドペーパーで滑らかにし、オイルステイン（色：マホガニー）を塗り乾かしておきます。

後は組み立てるだけ。まずは脚のパーツをビスで取り付けます。次に三角形にカットしたものを、パレットの底面と脚に隙間なく密着させて、上から2箇所・横から2箇所にビスを打ち固定。この三角コーナーが無いとグラついて倒れやすくなってしまうので、忘れないように左右両方の脚に取り付けてください。

パーテーション作りの工程はたったこれだけ！飲食店側からは「テーブルとテーブルの間に入れるので強度は必要ない」と言われたため、このような簡素な作り方になりました。それでも案外しっかりとしていますよ。作業時間はたったの40分という時短diyでした。

さっそくお店に設置してみたところ、程よい幅と高さに仕上がっているので安心しました。オイルステインの色が店内の雰囲気とマッチしていますね～。

部屋の間仕切りの作り方

またもやパレットの登場です。今度は部屋を分ける間仕切りを手作りしました。先ほどとはちがうタイプのパレットを3個、上に積んで作りました。偶然にも2×4材（ツーバイフォー材）の幅とパレットの厚みがほぼ同じだったので、パレットを支える柱として2×4材（ツーバイフォー材）を2本使いました。

作り方はまず最初に、1本目の2×4材を床から天井までしっかりと突っ張り、それにパレットの側面をくっつけて外側からビスで固定。パレットを2個目・3個目と積んで、そのつど側面をビスで固定し、片側だけ2×4材と繋がった状態に仕上げます。次に2本目の2×4材を反対側のパレットの側面にくっつけながら突っ張らせ、ビスで固定すれば間仕切りが出来上がりです。

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簡単な壁の作り方

次は廊下に壁を作ります。廊下に家電製品が出しっぱなしになっているのも気になりますが、それよりも子供が走り回ったり物を触ったりする事が多く、物が倒れて怪我をしないか心配だそう。ここを倉庫っぽく仕上げて子供が立ち入らないようにしていきます。

依頼主のTさんが作った扉は、2×4材（ツーバイフォー材）2本の間に、木製パレットを２枚挟めて木工用ビスで固定したそう。これと同じものをもう一つ作って2つの繋ぎ目を蝶番で固定し、簡易的な扉を作ったとのことです。

さっそく壁を作りましょう。使用する材料はタダでもらって来た廃材のパレット5個と、同じく廃材の柵が1個。まずはパレットを写真のようにカットし、あともう一枚同じように切り分けておきましょう。カットしていないパレットを縦に3枚並べ、その横にカットしたものを並べ、木工用ビスで固定します。

全部繋いだら今度は上下に2×4材を取り付けます。次は縦に繋いだパレットの表面と柵に色を塗ります。時間短縮と塗料代節約のため、パレットの裏側には色を塗っていません。

しかし、色を塗ったものの、このままではなんだかのっぺりとしているので黒スプレーで汚れ加工をしました。かなり雑ではありますが、これくらい大雑把な方が表情が出て良いと思います。

まずは、これを右側に立ててパレットの角材と背面の壁をビスで固定していきます。

これで右側の壁が出来たので、あとは柵を天井付近の柱に取り付けたら完成です！before afterを比べてみましょう。

黒スプレーで適当につけた汚れ加工もいい感じに表情が出ていますよね。廊下は狭くなりましたが、ちゃんと物置になっているので子供が中で遊ぶ事はなくなると思います。今回の作業時間は、約2時間。（※塗料を乾かす時間は除く）気になる費用ですが、木材は全て廃材なので0円、ビス代と塗料代だけを計算すると480円！！！廃材を使ったとはいえ、驚きの安さでした！