DIYでいろいろな物を作っているといつか必要になってくるのがウッドパテ。ウッドパテは木材のひび割れした箇所を補修するもので、私も木割れした箇所を埋める時によく使っています。
ウッドパテを知る前はホームセンターの木材売り場で「木材に付着しているうすだいだい色のものは何だろう?」と、ずーっと不思議に思っていました。今思えば、あれはひび割れした木材をウッドパテで補修していたのですね。
そこでふと疑問に思ったのですが、ホームセンターではウッドパテで補修した木材とひび割れのないキレイな木材の両方が同じ棚に並び、同じ価格で販売されていますよね?何も知らない私としては「補修してある木材は不良品じゃないの?」と気になってしまいます。
しかし、ホームセンター側の意見としては、「補修部分は普通の木材と同じように加工できるので何も問題ない」という事なので傷の無い木材と同じ価格で販売しているようですよ。
う~ん…。本当に補修した部分って普通に加工できるのかな?
ちょっと気になったのでウッドパテのパッケージを見てみると確かに、塗装・切削加工・木ネジを打つ事が可能と書いてありました!補修後も加工・ネジ打ち・塗装ができるとは、何とも便利なアイテム。やはりウッドパテで補修した木材は「問題なく普通に加工できる」みたいですね。
そんなウッドパテを触ってみると、まるで木工用ボンドと紙粘土をMIXさせたみたいな感触です。これを乾燥させると木材に近い質感になるそう。そこでいろいろな可能性を求め、ひび割れ補修とは違う使い方をしてみましたよ。
たとえば、ネジ頭を隠したい場合は、少し盛り上がるくらいまでウッドパテを入れます。その後はしっかり乾燥させて固めましょう。乾燥させたらやすりで削り表面を平らにします。この段階でけっこう目立たなくなっていると思いませんか?
次は上からペンキを薄~く塗ってみました。写真は、明るさ調整も含め、全く加工していなません。凝視するとネジ頭を埋めた痕が分かりますが、パッと見ではわからないレベルまで誤魔化せていますよね?しかしこれはペンキに限る事で、オイルステインやニスの場合はこうはいきませんでした。
ウッドパテはオイルステインやニスをはじくため、埋めた痕がハッキリ見えてしまうのです。色を塗るときは、ペンキを使用しなければいけませんね。
次の使い方は、木材のつなぎ目隠しです。
このつなぎ目が無くなり1本の木のようになるのかどうか実験しましょう。まずはウッドパテですき間を埋めていきます。
しっかり乾かしたらヤスリで削り表面を平らにし、ペンキを塗装してパテ痕を目立たなくします。パッと見はわかりませんが、よ~く見るとパテの痕が分かり、若干違和感がありますよね。
仕上がりがイマイチですねー!
実際に試してみてわかった事は、ウッドパテは直径2cmくらいの小さい穴やひび割れ程度なら誤魔化せるが、範囲が大きくなると存在感を隠すのが難しくなるという事です。これからは広い範囲でウッドパテを使用する事はないですが、ネジ頭隠しやひび割れ埋めとして使っていこうと思います。
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