今回のDIYは、0円で手に入る木材を使った【シングルベッド】作りです。0円で手に入る木材とは何か?それは荷物の積み下ろし台として使われている「フォークリフト用の木製パレット」のことです。運送会社で使われているこの木製パレットは、事業所に願い出れば無料でもらえる場合があるそう♪(※2018年9月現在)
ただし、注意事項が2つあり、「必ず事業所の許可が必要」な事と「不要になったパレットが無い場合はもらえない」という事はしっかりとお伝えしておきます。
この日は運良く不要なパレットがたくさんあったので、ありがたく6個いただいてきました。木製パレットは積載荷重が約1000kgもあり、とても頑丈に出来ています。
こんなにキレイで頑丈なものが0円だなんて、とても信じられないような話ですよねぇ~♪今日はluckyでした
サイズは一定ではなくバラバラなので、横に書いてある寸法を確認するか、またはメジャーで測った方が良いですよ。私が選んだパレットのサイズは下記の通り。
[A]:縦51cm×横88cm⇒3個
[B]:縦43cm×横83cm⇒2個
[C]:縦91cm×横91cm⇒1個
これをどこに使うかというと、[A]:縦51cm×横88cm⇒3個はベッド本体、[B]:縦43cm×横83cm⇒2個は脚、[C]:縦91cm×横91cm⇒1個はヘッドボードに使おうと思います。本来なら[A]と[B]のパレットは同じサイズでなければいけないのですが、同じサイズのパレットが3個しかなかったため、仕方なく幅が小さいものを脚に使う事にしました。そうすると、脚の側面が左右どちらかに偏ってしまいますが、強度には問題ないのでこのまま進める事にしましょう。
しかし、このパレットだけでは材料が足りないので、2×4材(ツーバイフォー材)の6フィート(約182cm)を5本と、1×4材(ワンバイフォー材)の6フィート(約182cm)を1本買い足す事にしました。
2×4材と1×4材をカットする
①:1×4材と2×4材を下記のサイズにカットして行きます。
1×4材のカット
[D]:長さ91cm⇒2本
2×4材のカット
[E]:長さ88cm⇒5本
[F]:長さ94.8cm⇒1本
[G]:カットしないそのままの長さの2×4材(約182cm)⇒2本
サンドペーパーで木肌を滑らかにする
②:カットした木材と、もらってきたパレットにサンドペーパーをかけ、表面を滑らかにしましょう。
パレットには大きなささくれがあるので、最初は♯40で整え、仕上げに♯180を使って滑らかにしました。ささくれで怪我をしないように~
2×4材をL字型に固定する
③:[E]でカットした、長さ88.5cmの2×4材を2本、木工用ネジで固定します。この≪L字型≫のものを2組作りましょう。
ベッドの脚部分を作る
④:先ほど③で組み立てた≪L字型≫の2×4材を、[A]:縦51cm×横88cmのパレットに取り付けます。
次は、[B]:縦43cm×横83cmのパレットを取り付けます。これが脚の役割をする部分です。
パレットの《ケタ》と呼ばれている横の板に木ネジをうってください
2×4材に脚を取り付け終わった写真がこちら↓
右側の短いサイズのパレットが脚部分になります。ちなみに、2×4材の幅の分(12.7cm×左右=25.4cm)ベッドが長くなります。これと同じ物をあと1組作り、左右の脚を完成させましょう。
オイルステインを塗る
⑤:②の工程の次は全ての木材にオイルステインを塗る予定だったのですが、すっかり忘れていたので、そろそろこの辺で水性オイルステインを塗ってください。
水性オイルステインを塗った後は、ウエスでふき取り、完全に乾かしましょう。
木材を継ぎ足す
⑥:[E]でカットした、長さ88cmの2×4材が1本だけ残っていますよね。ちょうど良いサイズにするにはあと少し長さが足りなかったので、それを補填するためにこの2×4材をパレットとパレットの間に挟みます。
2×4材は、パレットの《ケタ》と呼ばれている横の板に木ダボで取り付けておきます。
ベッドのヘッドボードを作る
⑦:次はヘッドボードに2×4材と1×4材を取り付けます。
ヘッドボードには、[C]縦91cm×横91cmのパレットを使おうと思っています。まずはパレットの左右に[D]でカットした長さ91cmの1×4材を取り付けます。
左右の1×4材は、パレットの後ろから木ネジをうって取り付けました
次に[F]でカットした長さ94.8cmの2×4材をヘッドボードの上部に取り付けます。木材の表面に穴をあけたくないので、上部は木ダボで繋ぎました。これでヘッドボードが完成!
ベッドのサイドフレームを取り付ける
⑧:[G]のカットしていない2×4材をベッドの両サイドに打ちつけます。これをベッドのパーツで例えるなら、サイドフレームになる部分です。
全てのパーツを裏返しで並べ、ベッドの左右にの2×4材を置き、木ネジを打っていきましょう!まず最初に木ネジをうつ場所に下穴を開けておくとネジうちがスムーズに終わりますよ。
木ネジをうつ場所は下記のとおり。
◆角(脚)の部分⇒⇒⇒③で≪L字型≫に組み立てた2×4材に1本ずつ。
◆パレット3個、それぞれの側面⇒⇒⇒3本ずつ。
◆⑥でパレットに取り付けた2×4材⇒⇒⇒真ん中に1本うつ。
ネジを打ち終わったら、もう片方も同じ作業を繰り返しましょう。
ヘッドボードを取り付ける
⑨:最後に、ヘッドボードをベッド本体部分に取り付けます。
木ネジをうつ場所はパレットの《ケタ》と呼ばれている横板が入っている所です。横板は3箇所入っているので、木ネジは縦に2箇所ずつ、計6箇所くらい打ち込めばヘッドボードがしっかりと安定すると思います。ヘッドボードを取り付けたらいよいよ完成です!!!
最初に説明していましたが、ベッド本体よりも脚のパレットのサイズが小さいため右側が少し空いている状態です。しかし、強度には何の問題もないですし、全くガタつく事もないのでご心配なく。
パレットで出来た脚には雑誌やスリッパが収納できますよ♪
ベッドの下には収納スペースがあり、衣装ケースが4つも入ります♪実際に使ってみた感想はとても快適で、膝や腰に負担をかける事なく、ベッドから楽に立ち上がれますよ。
ちょうど良い高さに仕上がったね
ベッド本体よりも小さいパレットを使ったおかげで、偶然にも使いやすいサイズに出来上がったようです♪
今回の作業時間は、5時間30分(塗料を乾かす時間は除く)。総材料費は、2×4材・1×4材・塗料(使用した分だけ)などを合わせて、3,345円。
シングルベッドが三千円台で出来るとは、なんだか得した気分♪またいつか、このパレットを使って生活に必要な家具を作ってみようと思います。
まとめ
パレットには大きなささくれがたくさんあるので怪我をしないように注意する。
タダでもらうパレットは、サイズがバラバラだという事を覚悟しておこう。
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