今回のdiyは《網戸の張替え》です。実はわたし、網戸の張替え経験は過去に1回だけなんです。それでもキレイに張り替える事ができましたよ。網戸張替えはコツさえ押さえていれば未経験者がやっても成功する、という事ですね。ですが、毎年交換するものじゃないので、すでにコツを忘れてしまったようですw今日はたまたま網戸張替えの依頼が来たので、自分の備忘録も兼ねて張替え方法を説明していこうと思います。
やってみると意外と簡単!1枚30分くらいで張り替えが終わりますよ
まずは網を購入する前に、網戸のサイズを測りましょう。網を溝に入れたり微調整の時に引っ張ったりするので、ジャストサイズだと横幅が足りなくなってしまいます。網戸の横幅より、5~10cm大きいサイズの網を選んでくださいね。
下記の7個のアイテムを揃えましょう
■網(※網目の大きさは24メッシュがオススメ)
■網押さえゴム(※現在のゴムの太さを確認する)
■網戸張り替え用ローラー
■網戸クリップ×2個
■はさみ
■カッター(※よく切れる刃であること)
■細いマイナスドライバー
「網押さえゴム」は、今使っているゴムにひび割れや傷がなければ再利用できます。サッシの溝とゴムの大きさがぴったり合っていないと網が張れないので、購入する場合は今のゴムの直径をしっかりと確認してくださいね。(ゴムの直径は【2.8mm・3.5mm・4.5mm・5.5mm】この4種類が多いようです。)
次に「網」の選び方ですが、風通しの良さを重視したい方は網目の大きさを「18メッシュ」か「20メッシュ」にすると良いでしょう。ただし蚊よりも小さな虫は網目をすり抜けて入ってきます。私の場合は、虫がギリギリ侵入できない大きさで風通しも確保できる「24メッシュ」を選びました。
虫の侵入を防ぎたいなら網目がもっと小さい“30メッシュ”の方が良いんじゃない?
以前は30メッシュを使ったんだけど、そのせいで少~しだけ風通しが悪くなったんだよ
網戸を張り替える時には、風通しを選ぶか?それとも虫の侵入を防ぐ方を選ぶか?目的に合わせて選んでくださいね。
網戸の古いゴムを外す
まずはゴムがある面を表にし、ゴムを外していきましょう。ゴムの切れ目は角から5cmの所にある事が多いです。ゴムの切れ目を見つけたら細いマイナスドライバーでゴムを引っ張りあげます。その後は手で引っ張ると簡単に外れますが、雑に強く引っ張るとゴムが傷んでしまうため、ゆっくりと丁寧に外していきましょう。(先ほども説明しましたが、外したゴムにひび割れやキズがなかったら、もう一度使うことが出来ます。)
サッシの溝の汚れを落とす
網押さえゴムと古くなった網を取り外したら溝に溜まっている砂ぼこりやゴミなどの汚れを落とします。溝の中にゴミがあると網押さえゴムが入りにくくなるのでご注意ください。私の場合は亀の子タワシで溝を掃除しましたが、歯ブラシの方が便利だったかも。
網戸と網目が平行になるように配置
網張りは枠の上部分からスタートしたいので、上から下に向けて網を広げましょう。網は上下左右、網戸枠よりも5cm以上余分に出して配置してください。ここで余裕を持たせないと網押さえゴムを入れ込んだり、たわんだ網を微調整する時に網が足らなくなってしまう可能性があります。
ここがポイントですよ
網は網戸の横枠と網目の横線が平行になるようにピシャッと置きましょう!もしも斜めに配置してしまったら、後でやっかいな事に・・・。神経を全集中させて真っ直ぐ網を置いたら「網戸クリップ」で固定します。
網押さえゴムで網を張っていく
次は「網戸張り替え用ローラー」のヘラ部分を使って、枠の溝に「網押さえゴム」を入れていきます。最初は左手側の角から約5cm下の所にゴムを差込み、先ほどクリップで固定した上部分にゴムを持っていきます。(※私の場合、時計回りで網を張っていきます)
今度はローラー部分でゴムを入れて行くのですが、溝の半分あたりでゴムがとまるように浅めに入れていきましょう!後でゴムを外して網をズラす場合があるので、ここでしっかり入れ込んでしまうとゴムがあたっている所の網目が広がってしまい使い物にならなくなってしまいます。
今度は角の部分。先ほどの直線部分は網押さえゴムを浅めに入れましたが、角だけはローラーのヘラでしっかりゴムを入れ込みます。
最初の1辺目が終わったら次は2辺目。ローラーを持っていない方の手のひらで網をなでるように伸ばし、その手の後を追いかけるようにゴムを入れていきます。
1辺目と2辺目は網を引っ張らないように!ひっぱらず、網戸枠と平行に網を入れる事が上手に仕上げるコツですよ
どんどん進めていくと角部分にシワが寄りますが大丈夫。角部分にシワを寄せ集めたままゴムを入れ込みます。
次の3辺目に移りましょう。1辺目・2辺目とは違い、3辺目は少し外側を引っ張りながらゴムを入れて行きます。枠と網目が平行になっている事を意識しつつ、網がたわんでいないかチェックしながら作業を進めます。
次はいよいよ最後の4辺目です。ここでもたわみが無いように、網を引っ張りながらゴムを入れて行きます。
たわみをチェックしゴムを入れる
網戸を起こしてみて「たわみが無いか?」の最終チェックします。もしも網がたわんでいた場合は、その周辺のゴムを外して網を引っ張ると良いですよ。網がきれいに張れていたら、浅く入れていたゴムを溝にしっかりと入れ込みましょう。一周したらはさみでゴムをカットします。
余分な網をカットする
仕上げに余分な網をカッターナイフでカットして行きます。カッターナイフは良く切れる新しい刃がおすすめ。ゴムの上にカッターナイフを載せてナイフの角度を少しだけ上向きにします。
ゴムからちょっとだけ網が出るくらいでカットするよ。だからゴムよりも上の位置に刃を置いてね。そしてその角度をキープしましょう
刃の位置をキープしたら、網の端を引っ張りながらカットします。そうするとシュルシュルシュル~ッと裂けるように気持ち良くカットできますよ。しかし最初に網を斜めに張ってしまった場合はカッターの刃がスムーズに進まずにピョンピョンと網の切れ端が出てきて見栄えが悪くなります。最初に書きましたが、網戸枠と網目は平行にしておかないとここで苦労する事になるので気をつけましょう。
もしもきれいにカット出来ない場合は、網押さえゴムの上に定規を置いてカットすると良いですよ
これで全ての工程が終了しました!今回が2回目ですが、網がたわむ事も無くキレイに張れましたね。作業時間は網戸枠を掃除する時間も合わせて25分!網戸張替えはコツを掴めば意外と簡単♪みなさんも是非挑戦してみてくださいね。
まとめ
■網戸の網は風通しの良さと虫の侵入を防ぐ「24メッシュ」がおすすめ。
■網押さえゴムはもう一度使えるかもしれないので丁寧に外す。
■網を配置するときは網戸枠と網目を平行に保つこと。
■網押さえゴムを入れる時は角以外は浅めに入れ、たわんでいなかったらしっかりと入れ込む。
■網カットはゴムの上に定規を置くとカットしやすくなる。
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