猫や犬を飼っている人の必需品といえば、動物の抜け毛をしっかりとキャッチしてくれる粘着式クリーナー「コロコロ」。
コロコロは使用頻度が高いため、すぐ手の届く所に置いておきたいのですが、出しっぱなしにしていると生活感が出てしまいますよね・・・。我が家は急な来客があると、コロコロを“ポイッ”と押入れの中に放り込んでいる状態でして、普段とてもお世話になっている物だというのに、何だか可愛そうですよね。そこで今回は、来客に見られても恥ずかしくないようなインテリアに馴染む木製のコロコロスタンドを手作りしてみようと思います。
買い物リストと図面を作る
今回のdiyは、できるだけ端材を出さない事と予算を抑える事が目標です。
そこで、使う木材は↑この2枚だけ。
◆長さ90cm×厚み1.9cm×板幅18.3cm
◆長さ45cm×横幅30cm(100円ショップセリアで購入した合板です)
どうせ作るなら、コロコロクリーナーとスペアテープが一緒に収納できる便利な物にしましょう!
木材をカットする
①:図面[A]板幅18.3cmの木材を【21.7cm】の長さにカット。(2本)
[B]板幅18.3cmの木材を【18.3cm】の長さにカット。(1本)
[C]板幅18.3cmの木材を【19.8cm】の長さにカット。(1本)
[D]板幅18.3cmの木材の残りがちょうど【8.5cm】の長さになっています。
[E]45cm×30cmの合板をカットする。←45cmの方を縦にし、幅21.7cm・高さ20.5cmにカット。(2枚)
[F]幅8.3cmになった残り板を、幅7.1cm・長さ21.7cmにカットする。←これがフタになります。
合板に飾り切り込みを入れ
オイルステインを塗る
②:次に、[E]の合板に表情を出したかったので、電気ノコギリで深さ1/3程度の切り込みを入れてみました。パッと見た感じでは、3枚に分かれているように見えませんか?
オイルステインを塗ったらいい感じに仕上がりました!一枚のベニヤ板よりもこっちの方が表情が出ておしゃれですよね
コロコロスタンドの上部分を作る
③:次の工程は、[A]の板を幅2cmにカットします。 次に同じ[A]の板を、幅9.8cmにカットしておきましょう。
カットした2本の板にスライド式のフタを入れるための溝を彫っていきます。どうやって溝を掘るかというと、
この電動トリマーに、溝掘り用のストレートビット(4mm)を取り付けて溝を掘っていきます。溝を均等に掘れそうになかったので、電動トリマーを固定する台を自作してみました。
わざわざ台を作らなくても、ガイドがあれば大丈夫そうです
コロコロの取っ手を入れる部分を作る
④:次は③で幅9.8cmにカットした板に、電動ドリルで穴をあけます。穴を開けたら線に沿ってノコギリでカットします。これは以前、ウッドティッシュケースを作った時の方法です。
全てのパーツを塗装し
ステンシル加工する
⑤:次は、全ての木材にオイルステインを塗って、ウエスでふき取ります。オイルステインが乾いたら、[E]の合板にアイボリーのペンキを塗って乾かします。アイボリーのペンキはローラーで雑に塗るとおしゃれな感じに仕上がりますよ。
⑥:前回【ステンシルをはじめるなら100均へGO!】で作ったステンシルシートを使い、ステンシル作業をやってみましょう。合板の上にバランス良くシートを置き、しっかりとマスキングテープで固定します。ステンシルに使う塗料はアクリル絵の具や水性ペンキを使うのですが、どちらにしても水分は少なめでカサカサしている方が良いみたいですよ。
まずはスポンジに塗料を付けたら、2~3度キッチンペーパーや新聞紙などに落とします。塗料は薄~く付けて真上からたたくようにするとキレイに仕上がるみたいです。
上の写真は失敗例です。水分が多くてちょっと滲んでしまいました
木ダボでパーツを繋いでいく
⑦:③で幅2cmにカットした木と[B][D]を木ダボで繋ぎます。
そのあと中板の[C]も木ダボで繋いで固定。底板は下穴を開けた後、木工用ビスで固定しました。
⑧:③で幅9.8cmにカットした板と[B][C]を木ダボで繋ぎます。
スライド式のフタを作る
⑨:次は、[F]のフタに引き出し用つまみを取り付けます。この段階でなんだかおしゃれな木製コロコロスタンドになっていますよね?
スタンドの前後に板を取り付ける
⑩:あとは[E]の板を天板と底板に釘を打って取り付けたら木製コロコロスタンドの完成です!
コロコロクリーナーのスペアテープは3本入りで販売されている事が多いため、きっちり3本収納できるように作りました。これならコロコロクリーナーを使っている最中にテープが無くなってもすぐに交換できますよね。さっそく木製コロコロスタンドを使ってみましたが、ものすごーく使い勝手が良いです!
出し入れの時間はたったの1秒!サッと取り出し、ポイッと放り入れるだけだからめっちゃ使いやすい!しかもおしゃれ~
あまりにも便利だったので各部屋に同じ物を作ろうと思います。
まとめ
今回の作業時間は、6時間40分。木材を木ダボで繋ぐ作業はどうしても時間がかかってしまうみたいです。。。
気になる総材料費は、木材・部品・塗料(使用した分だけ)・コロコロクリーナー本体などを合わせて、1,500円。
100円均一ショップで購入した合板は3mmじゃ薄すぎる気がするので、1cmくらいの厚みがあっても良いと思います。
できるだけ端材を出さない事と予算を抑える事という今回の目標は、70%くらい達成できたかな~。今度この木製コロコロスタンドを作る時には、時間短縮を目指して頑張ろうと思います。
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