今回のDIYは、友人Aちゃん家の神棚取り付け作業です。神棚って落ちてきたら縁起が悪いので、しっかり頑丈に固定しているイメージですよね?けれどもAちゃんの家は賃貸住宅なので、壁に痕跡が残るような設置方法はNG。釘・ビス・ネジなどの穴も原状回復義務が発生してしまうためNGとされています。
それじゃぁ壁にカレンダーを飾る時、画びょうで刺したらダメなの?
賃貸住宅の壁に画びょうを刺すのはOKだってよ!
ちょっと調べたところ、画びょうやピンなどの1mm程度の穴であれば傷をつけた事にはならず、「通常の住まい方・使い方によって発生した【通常の損耗】とみなす」とのこと。
となると、神棚を乗せる“棚受け”も1mm程度の穴で固定できるものじゃないといけないのかぁ。。。
釘・ビス・ネジなどを使わずに、1mm程度の穴で棚受けを取り付けるとなると、diyではおなじみの『LABRICO(ラブリコ)シリーズ』に頼るしかなさそうですね。
というわけで、さっそくネットで『LABRICO(ラブリコ)シリーズ』のウォールシェルフ用棚受けを注文しました。トライアングル形のスタイリッシュなデザインです。
次は棚板選びですが、絶対に国産ひのきを選びましょう。なぜなら、神社の宮司さんや風水師から「神様は【国産】のものでお祀りしましょう!」と教えてもらったからです。ざっくりと説明すると、日本の神様を祀るので知らない土地の物よりも、八百万の神様が宿る日本のもので祀った方が神様は居心地が良い、という事だと思います。確かに全国の神社の本宗、伊勢神宮の鳥居や社殿やお供え物などは神宮の敷地内で育てたものか国産のもの限定でしたね。
とは言うものの、国産ひのきの神棚や神棚板はどちらも高額なので、一度に両方揃えるのはちょっと厳しいかな・・・。そこで神棚板は、国産ひのきの【風呂ふた】を使用する事にしました。
この板幅は20cmなのですが、偶然にも吉寸法でしたよ!
風水アイテムの魯班尺(ろはんじゃく)によると、20cmは【富貴】という吉寸法で、名も財も得るという意味を持つそう
棚板を吉寸法にカットする
先ほどの続きで板の長さも吉寸法に合わせます。長さを55cmにしたのですが、55cmは【大吉】という吉寸法で、すべて順調という意味を持ちます。
ひのきは柔らかいので、のこぎりで簡単にカットできました!角はサンドペーパーで削って丸くしましょう。
神棚を設置する場所を決める
「神棚は東か南向きに置く」という話を良く聞きますよね?実はそれ、迷信ですよ!
↑伝統風水師 大渓水先生のブログにも書かれていました。
説明すると長くなるので、詳しくは大渓水先生のブログを読んでね
しかし住宅事情も人それぞれなので、なかなか理想通りの場所に神棚を置く事は難しいですよね。そこで神社本庁の資料や神社の宮司さんから神棚設置にふさわしい場所を聞いたので、下記にまとめてみました。
神棚設置にふさわしくない場所
■出入り口の真上・・・扉の開け閉めの振動で神棚が揺れる。すぐ真下を人が通るのはNG。
■トイレに向ける・・・神様は不浄を嫌うのでトイレの方向に向けるのはNG。
■太陽の光が全く届かない暗い場所・・・天照大御神は太陽を司る神様のため。
■目線より低い位置・・・神様を見下ろしたり人間の息がかかる位置に設置するのはNG。
神棚設置にふさわしい場所
■清潔な場所・・・神様は不浄を嫌うため。
■太陽が感じられる明るい場所・・・天照大御神は太陽を司る神様のため。
■人間の目線より高い位置・・・神様を見下ろさないため。
■家族が集う空間・・・神様は「人の敬うによって威を増す」ため。
この条件に合う場所って、リビングがぴったりなんじゃない?
そうだね。でももう一つ!せっかくだから、家の中で最も良い気が流れている場所を神様に選んであげようよ
神棚は家の中で良い気(エネルギー)が流れている場所にあるのがふさわしいため、Aちゃんの家を風水鑑定し飛星図(フライングスター)を作って最適な場所を出しました。
↑風水鑑定の資料をじ~っくりと見ている家主さん(?)、可愛いですねw
吉寸法になる位置を探る
神棚板を取り付ける際には魯班尺(ろはんしゃく)を使い、天井からと床面からどちらからみても吉寸法になる位置を探します。こちらの家の場合、梁の下に設置する事になりそうなのですが、そうなると随分と低くなりますね。しかし、運が良い事に高身長の家族や来客はいないようなので、人間の目線よりも上に設置できそうです。
神棚の位置は天井からと床からの両方から見て吉寸法になる位置を探っていきます。Aちゃんの家の場合、天井から棚板までが【興旺】→家族・財運に恵まれる、床から棚板までが【財旺】→財がどんどん入る、となりました。
棚受けと棚板を取り付ける
設置位置が決まったら、いよいよLABRICO(ラブリコ)の出番です。約1mmのピンを使って棚受けを固定していきます。この細さなら何本さしても原状回復義務に引っかからないですね。まずは穴の中に白いガイドとピンを入れ、10円玉でピンの頭を押し込みます。
穴は全て斜めに開いているのでピンも同じく斜めに差し込んでくださいね
片方が完成したので、左右平行になるようにもう片方も取り付けます。白いガイドは付属品の黒いキャップで隠し、神棚板を乗せた後にズレ防止の金具をネジで固定したら完成です!棚受けの1個あたりの耐荷重は3kg。両方合わせて6kgまで大丈夫。これなら神棚とお供えものを置いてもまだまだ余裕ですね~。
神棚を乗せて御神札を入れる
先ほどの神棚板に続き、神棚も絶対に国産ひのきで作られたものを選びましょう!
国産ひのきの神棚はAmazonで安く買えたよ♪シンプルモダンのものを選んだから、お部屋の雰囲気を壊さなくていい感じだよね
ほんとだ!まるでセット品みたい!棚板&棚受けが神棚とめっちゃ調和してるw
あとは御神札を入れてお供えものをしたら完成ですね。日本は自然崇拝の国ですから、お供え物や榊(さかき)も絶対国産にこだわりましょう!
そして、な・なんと!!!御神札を納めたら部屋の空気が一変しました!家に神棚を祀るという事は神様とのご縁をいただく事なので、これからAちゃんの家はますます繁栄していくと思います。
ちなみに神棚の扉は普段は閉めておくそう。その事を教えてくださったのは、神社や神様の事に誰よりも詳しい占い師の春日見咲さまです。確かに神社もそうですよね。神様がお鎮まりになっている御本殿の御扉(みとびら)は普段は閉まっていますね。見咲さま、いろいろと親切に教えていただき、本当にありがとうございました。
さっそく茶トラ猫(ちくわくん)が脚立に乗って神様にご挨拶していますwすっごく背筋が伸びていますね~。「猫が飛び乗るんじゃない?」という心配は無用です。Aちゃん家の猫たちはとてもお利口さんなので、神棚に乗って遊ぶ事はしていないそう。猫ちゃんにも“神様は尊い存在”ということが伝わっているようです。そんな可愛い猫ちゃん達の写真を見てください。
四匹とも本当に可愛いですね。家の中に素敵な神社は出来たし、可愛い猫ちゃん達はいるし、ここにいると癒されます。これからAちゃんの家が私のパワースポットになりそうです。
まとめ
■賃貸住宅は1mmくらいの穴なら何個開けてもOK。
■神棚や棚板はもちろん、お供え物も全て国産がおすすめ。
■神棚は東か南向きに設置するという話は迷信だった。
■神棚の設置場所は、清潔で明るい場所で家族が集う空間。
神様に失礼がなければどの方角でも大丈夫!と神社の宮司さんがおっしゃってました。そうだよね、神様ってそんな小さな事は気にしないはずw
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