今回のdiyは、以前からずっーと気になっている事を解決するアイテムを作ろうと思います。私が気になっている事とは、部屋に飾っているお気に入りのポスターの端が破れかけている事です。
このレトロな雰囲気が漂うポスターは13年前に購入したものですが、今でもお気に入りなので部屋に飾り続けています。
しかし、この13年間がびょうに突き刺して飾っていたせいでポスターの端がボロボロな状態に。。。
このままではいつか大きな穴が開いてしまうのでは・・・
最初からポスターフレームに入れて飾っておけばこんな風にはならなかったのに、自分のズボラな性格を深く反省しています。そこで今回はこのポスターに似合うポスターフレームを作ろうと思います。
まず最初に、ポスターのサイズを測ってみたら縦:50cm×横:70.2cmでした。私の家のポスターはb2サイズばかりなので、これもb2サイズ(51.5cm × 72.8cm)だと思っていましたがそれよりもほんの少しだけ小さいようですね。
ポスターのサイズが分かったら、次はフレームのサイズを決めます。フレームはポスターのサイズに、木の板幅をプラスする事をお忘れなく。
◆縦:50cm+板幅(上)+板幅(下)=フレームの縦サイズ
◆横:70.2cm+板幅(左側)+板幅(右側)=フレームの横サイズ
まず、フレームに使う木材はこの杉野地板2本。なんと!198cmの長さで340円という安さです!(2018年4月時点)
木材がプチプラだったのは嬉しいのですが、この杉野地板の幅は10.3cmと少々広めなので、これを8cm幅にカットしたいと思います。
木材を買った時に、ホームセンターで8cm幅にカットしてもらったよ
杉野地板の他に必要な材料は、モールディング2本・平折れ金具・プラスティックトンボの3点です。
材料が揃ったところで、さっそく作業を開始しましょう。
木材を45度にカットする
①:まずは図面のサイズに木材をカットしていきます。
[A]板幅8cmの木材を【86.2cm】の長さにカット。×2本
[B]板幅8cmの木材を【66cm】の長さにカット。×2本
[C]モールディングを【70.2cm】の長さにカット。×2本
[D]モールディングを【50cm】の長さにカット。×2本
②:カットが終わったら、マイターボックスを使い、全ての木材を45度にカットしましょう。マイスターボックスには、22.5度・45度・90度の3種類の溝があり、その中の45度の溝にノコギリを通してカットするだけなのでとても簡単です。
木材の端が【ハ】の形になるようにカットしていきます。この時ノコギリが少しでも曲がったりたわんだりすると、カット面がピッタリとくっつかなくなるので注意しましょう。
カットした面を木工用ボンドでくっつける
③:次の工程は、先ほどカットした断面に木工用ボンドをたっぷりと塗りくっつけます。
くっつけた面がズレないように、ベルトクランプで固定して一晩待ちましょう。
モールディングをカットして固定する
④:フレームの中にポスターを入れ、その上にモールディングを置きます。このモールディングの長さはフレームの内側に合わせ、端を45度にカットします。
モールディングはただの飾りではなく、ポスターが前に落ちないように支えるためのものです
モールディングを電動タッカーのピンネイルで固定していきます。とても軽いものなので、1辺につき2箇所くらい固定すればOKでしょう。
ところで、このポスターフレームを作る際にDIYサイトで情報収集したのですが、そのサイトでフォトフレームやポスターフレームは、切り口4辺を木工用ボンドでくっつけるだけと書いてあったのでそれを参考にさせていただきました。ですが、本当に大丈夫でしょうか…。
ポスターフレーム自体がけっこう大きいものだから、強度が心配なのよ
⑤:強度不足が心配だったので、フレームを裏返し、平折れ金具を角4箇所に付けました。
ちょっと金具の存在感がありすぎるけど、後ろの見えないところだからまぁいいか・・・
100均商品でアンティーク加工する
⑥:次はいよいよ着色作業です。着色にはこの3種類の塗料を使うのですが、これらは全て100円ショップ「ザ・ダイソー」の商品なのです。
塗るだけでアンティーク感が出るミルクペイントやクラッキングメディウムが100均で買えるなんて驚きですよね!
今回はこの100円ショップ「ザ・ダイソー」のアイテムを使って、まるで長年使い込んで出来たかのようなひび割れ加工というものに挑戦してみようと思います。
まず第1段階は茶色の塗料を塗ります。完全に乾くのを待ってくださいね。
⑦:⑥の茶色の塗料が乾いたら、第2段階です。クラッキングメディウムを塗ります。私はクラッキングメディウムを見るのも使うのも初めてなので、思わず触ってみたくなりました。
指先でつついたら、まるで液状のりみたいな感触だったよ!
たぶんこれが乾いて縮む時に、上の塗料が引っ張られてひび割れ現象が起こるのでしょうね。塗り終わったらクラッキングメディウムが乾いてしまう前に急いで次の工程へ!
⑧:最後の色塗り工程、第3段階です。クラッキングメディウムが半乾き状態になる手間で3つめの塗料、ミルクペイントを塗ります。
写真はミルクペイントを塗った直後です。ふでを動かす時は木目にそって一度で塗らなくてはいけないみたい。。。ペンキを塗る時みたいに、2~3度同じ場所を上塗りしてしまったら上手くひび割れしない可能性があるので注意しましょう。
一度塗ったら完全に乾くまで絶対に触ってはいけません!!!
塗料が乾くのと同時にどんどんひび割れが進んでいってます!出来上がったひび割れを見てみましょう。
とてもいい感じにひび割れしていますね!ダイソーの商品ってすごーい!
トンボを取り付ける
⑨:裏返してプラスティックトンボとポスターフレームを吊るすU型吊カンを取り付ければ作業終了です!
レトロな雰囲気のポスターに、とてもお似合いのフレームが完成!!!diyのおかげでお気に入りのインテリアがまたひとつ増えました。
今回の作業時間は、3時間40分(ボンドや塗料を乾かす時間を除く)。
総材料費は、木材・部品・塗料(使用した分だけ)など全て合わせて1,946円。
本当はポスターの前面に保護フィルムを入れたかったのですが、ポスターを包んでいるビニールがまだキレイだったので今回はそのまま使用しました。しかし、近いうちにちゃんとした保護フィルムを買って大切に飾り続けようと思います。
まとめ
- 45度カットは木材がずれない様に固定したうえで、ノコギリがたわまないように真っ直ぐカットしないとカットした面がぴったりとくっつかなくなるので注意しましょう。
- クラッキングメディウムは半乾きになるちょい前でミルクペイントを塗るときれいに仕上がります。
- 最後のミルクペイントは一度で塗らないと上手くひび割れしないので注意しましょう。
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